集客の基本はたったの二つにまとめられる。

こんにちは。鈴木貴之です。

「すごすぎる」――地方のパン屋が“AIレジ”で超絶進化　足かけ10年、たった20人の開発会社の苦労の物語

という記事を発見しました。

題名だけ見ると、「AIってすごい！」という話に見えますが、よくよく記事を読んでみると集客の基本、ビジネスをビジネスたら占める要素について改めてうなづかされることが発見できます。

では、それは何かというと、

（１）ニーズを発見し、満たすこと。
（２）ニーズを創造し、満たすこと。

この二つです。

このレジを開発した会社がどの程度それを意識しているのかまでは読み取れませんでしたが、確かにそこにはニーズがあったのです。


パン屋のようなパンの形で値段をレジで打つというのは新人には難しい仕事です。

記事でも書かれてありますが、「家で覚えてきてね」と言われたら来なくなるなんてことが結構あるのです。これでは店舗経営で重要な部分、レジと言うお金のやり取りをするところで致命的なミスが出てしまいます。

そういう今までベテランがやってきたような領域をAIがやることで新人でもできるようになるります。これって、お店側としては人材不足解消と同時に、人を集めるコスト、育てるコストを考えるとAIの方が安いぞとなるのです。

人が集まらない、来ても続かない、そういう悩みをパン屋さんは変えていたのですね。だから、パン屋さんはAIのレジがほしいんじゃないんです。格好いいから導入しようというのではないのです。

そうではなく、もともとあったそういう悩みがAIレジを入れると解決する、それが分かったからAIレジを入れるようになったのです。

その結果、パン屋のレジ打ちはコモディティ化します。つまり、誰でもできる仕事に。そういう仕事はもちろん安いですし、カンタンなので時給は安くても良いし、替えが効くようになります。

もし、この会社がAIレジを単純に「進化したレジ」として売っていたら、これほど流行らなかったかもしれません。販売者側、導入社側、どちらが発見したか分かりませんが、ニーズがあり、それを満たすことができた。だから、導入先が増えているのです。


ぜひ、ご自身の会社を振り返り、自分の商品やサービスがどういう人のどういうニーズを満たすことができるかを考えてみてください。

基本を満たすことで、新しい発見があるかもしれません。

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