2017年7月18日火曜日

あなたの商品やサービスを売る際に必要なもの

こんにちは。鈴木貴之です。

今日はとある言葉が目に留まりましたので、それについてお話をしたいと思います。その言葉とは、
”上手に伝えられたたった一人の空腹で苦しむ子供の話は、1万人の飢餓で苦しむ人々の話よりも多くの反応が得られる。”   - Poffenberger (1925)
多くの場合、私たち事業者が何かを売りたいと思うと、その商品やサービスをどれくらいの人が使っているのかということを伝えることが良くあります。

しかし、それはほとんど意味がない事なのです。どれだけ多くの人が使っているかということを伝えるよりも、どういう人が使っていて、その結果どういうふうにその人の人生にとってプラスになったのか? それを具体的に伝えていく方が有効なのです。

こういうストーリーを活用している事例をひとつあげるとしたら、Amazon.co.jpの「アマゾンストーリー」があげられます。アマゾンというプラットフォームを通して、どういう革新的な結果を得られたのかということがストーリーとして書かれてあります。

これを読むことで、読み手は「このサービスを使うと自分の事業にもこういうことが起こるのではないか?」と思うようになるのです。

重要なのは、ストーリーは一つではないということ。ストーリーはみな一様に同じように影響を与えるわけではありません。あるストーリーに反応する人がいれば、違うストーリーに反応する人がいます。何に反応するかはその人の考え方、環境、生き方によりますので、たくさんのストーリーがあることでそのうちのどれか一つに反応してくれる可能性が高まるのです。

もしあなたの顧客を他の顧客(見込み客)に紹介していくとしたら、データとして統計的に「どういう人が」「どのようにあなたの商品(サービス)を使っているか」という事よりも、あなたの顧客を代表するような人を見つけ、その人のことをしっかりと伝えた方がデータよりも圧倒的に信頼度が高まるでしょう。

そう言う人を見つけられるかどうか。そしてそういう人の話をすることができるかどうか。

物語を紡げる人。そういう人がこれからの時代の集客を担っていくことでしょう。

そして、もしそういう人が社内にいないのであれば、そういうことができる人を外部から見つけてくることで、よりあなたの事業は発展していくことでしょう。特に、現時点でそういうストーリーをあなたの事業で活用していないのであれば。

あなたに必要なのは新しいサービスや商品ではないのかもしれません。そういうストーリーはあなたにとって資産です。そういうストーリーをたくさん持つことができるか。そういうことを手伝ってくれる人がそばにいるか。それがあなたの事業をより発展させるカギとなるでしょう。

もし少しでも今回の内容にご興味がありましたら、お気軽にご連絡下さい。ストーリーをつくっていくことが、御社が気づいていない利益を上げる方法のひとつかもしれません。

・各教室の先生、社労士、フィナンシャルプランナー、整体院の先生、コーチングのコーチ、カフェのオーナー、美容院、清掃業者から集客相談を受けています。

0 件のコメント:

コメントを投稿